放送日:2024年8月18日(日)午前7時~ 健康カプセル ゲンキの時間
スーパードクターとして出演しました!




~以下放送内容を抜粋~
0.1mmの世界で戦うLegend脳神経外科医 佐野公俊

医療の常識を変えた!世界が認めるスーパードクター
79歳にして脳神経外科医のトップを走り続けるドクターがいます。総合新川橋病院副院長 脳神経外科顧問 医学博士 佐野公俊を紹介

スーパードクターファイルNo.1 0.1mmの世界で戦うlegend
佐野先生が得意とする手術は「動脈瘤のクリッピング術です」
動脈瘤とは脳内の血管にできるコブのようなもので、破裂すれば約27%で命を落とすクモ膜下出血を招きます。
佐野先生は130種類以上ある長さ1cmのチタン製クリップで破裂を防ぐ開頭クリッピング術のスペシャリストです。
これまでの手術実績5000件以上の伝説の医師です。

そんな先生には難しい症例があると日本中から声がかかります。今回は福岡県太宰府市の島本脳神経外科に行きます。
「ここに1.5倍の(この患者さんの脳の)模型をつくったのですが、動脈瘤が血管のちょうど裏になるので非常に見えにくい。」

先生は必ず手術の前に絵を描いて手術のシミュレーションを行います。今回は動脈瘤がみえにくい場所にあり、0.1mmの細い血管を挟むと脳梗塞をおこす可能性がある難易度の高い手術です。
クリップをつけるまえまでは主治医の島本先生が手術を行います。患者は70台の男性で、高血圧で近隣の病院を受診した際に約5mmの動脈瘤が見つかり、島本脳神経外科で手術をすることになりました。脳内には大小様々な血管が存在します。
佐野先生は一切それらを傷つけることなく手術を進める「無血手術」の名手です。

島本先生の手術のモニターをご覧になり、血管の先にある見えない動脈瘤をイメージします。
「そろそろ手洗ってくっか!」次に佐野先生が執刀します。

動脈瘤は大きさや場所によって種類は様々。
今回の手術で先生がイメージしていたのは血管のカーブに合わせ少し曲がった形状のもの。
「これはちょっと湾曲が強いかな。もう少し曲がりが弱いやつ。」0.1mmの血管を避けて、慎重にクリップをする佐野先生。確実に挟まなければ再発の恐れもあります。
佐野先生の手術~~

「動脈瘤に(血液が)映ってない!OKです」
術後に島本先生曰く「見えなくてもできるんじゃないかと思うような、見事な手術です。
手術前の画像をきちんと理解しクリップの仕方まできちんと術前にわかっておられる。
もう、常識というレベルで語れるものじゃない」と

手術の後佐野先生はノートに何か描き始めました。(取材スタッフ)「先生何を描いていらっしゃるのですか?」(先生)「手術の後でどう見えたかを描いて、手術の前に描いた絵と手術の後に描いた絵が同じであるということはその通りにやったということなんですよ」

術前のシミュレーションが正しかったかということを常に確認し、精度をあげていく。

「人に勝つ道を知らず、常に己に勝つ道を知る。」常に己との勝負だから、次に自分を向上させることだけが上達の道だと思うのですよ。」
佐野先生は今でも成長を続けている

スタジオにて、、
あの「さぁ行くか!みたいな雰囲気はすごく安心できます。
手術の絵がおもしろかったですね。
「映像の中に出てきた佐野先生のイラストですが、若い医師たちの資料として残しているそうで、その数が5000枚!」「若い医師にとって宝物ですね」

TBS系全国ネット・CBC発
テーマ: #619 「スーパードクター」